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CASE STUDIES 導入事例

メールリレーサービス 大量配信

株式会社アルファポリス

APIオプションを活用し、大量のメルマガ送信にかかる時間を3時間半削減

株式会社アルファポリス
取材日:2020年3月4日

導入前の課題

  • 重要メールもスパム判定されてしまうことがあった。
  • 同じドメインをすべてのメルマガで利用していたため、ブラックリストに入らないような対策をしたかった。
  • 一度に大量のメールを送信できなかったため、すべて送信し終えるまで時間がかかっていた。

導入後の効果

  • メール到達率が改善された。
  • 送信ログをすぐに確認できるようになり、かつCSV で取得ができるため、メール管理が楽になった。
  • WebAPIオプションの利用で、メールの配信にかかる時間が短縮された。

customer's voice

メルマガがキャリアからブロックされる。
このままではドメインやIPアドレスが汚れ、ブラックリストへ入る危険性が…!!!

株式会社アルファポリス
Web企画開発部 Web開発グループ
グループマネージャー
山口 恭平 氏

アルファポリスさまの事業内容について教えてください。

山口氏

当社は、小説、漫画などのオリジナルのWebコンテンツの投稿サイトを運営しています。投稿されたコンテンツの中から、サイト内でのユーザー評価などを参考に、書籍化すべきコンテンツを見出し、編集部によってコンテンツの品質、商品力を向上させた後、書籍として出版しています。メインサイトである「アルファポリス」に加えて、「エタニティブックス」「レジーナブックス」「ノーチェブックス」「絵本ひろば」など、作品のカテゴリー別に独立したサイトも運営しており、男女問わず幅広い年齢層に楽しんでいただけるコンテンツを提供しています。
2015年からはゲーム、映像、キャラクターグッズなどのエンターテインメント事業も展開しています。

ご出席者の役割について教えてください。

山口氏

Web開発部門のマネージャーです。この部門では、各サービスのサーバ、管理画面、システムやアプリの開発と改修、運用保守といったサービス運営に関わるものすべてを行っています。また、サービスに関することだけではなく、社内の設備やインフラ関係の管理といった情報システム部としての役割も担っています。

ベアメールを使うことになったきっかけを教えてください。

山口氏

もともとリンクのクラウドホスティングを契約していた縁で、営業担当の方に「メルマガでスパム判定されないために何かありますか?」と相談したところ、当時リンクが提供していたメール配信サービスを紹介され導入しました。現在は、その後継サービスである「ベアメール」を利用しています。価格的にも問題がなく、サービスごとに別々のベンダーと契約をするより、ホスティングもメールサービスも合わせてリンクと契約とした方が楽かなということもあり、ベアメールへの移行を決めました。

「メルマガをスパム判定されないために…」とお話がありましたが、対応を迫られる何かがあったのでしょうか?

山口氏

当時、メルマガは自社の環境を使い全て同じドメインから大量に送っていたので、キャリアからもブロックされやすく、このままの運用を続ければ、ドメインやIPアドレスが汚れ、ブラックリストに入ってしまう可能性があり、早急な対応の必要性を感じていました。また、ユーザー登録の確認メールや、作家が各サイトにコンテンツを投稿して獲得したポイントをamazonやiTunesのコードに換金するための重要なメールが届かなかったり、迷惑メールフォルダに入っていたりということが実際に起きていました。ユーザーへはホワイトリストに当社のアドレスを登録するようアナウンスをしていましたが、毎回行うのも手間ですし、信頼性にも影響がありますので、こうした状況を解消したいと考えていました。

customer's voice

メールが確実に届くようになったことを実感。
配信ログのおかげでリストクリーニングも簡単に。

株式会社アルファポリス

メールリレーサービスを利用するまではどのようにしていましたか?

山口氏

自社の環境でメール配信をしていた頃は、「届くものは届く、届かないものは届かない」として、特に管理はしていませんでした。

ベアメールの現在の利用状況を教えてください。

山口氏

「アルファポリス」「エタニティブックス」「レジーナブックス」「ノーチェブックス」「絵本ひろば」といった当社のすべてのサービスで利用しています。

ベアメールを導入してどのように変わりましたか?

山口氏

ベアメールを導入してからは、配信ログがすぐに管理画面へ反映されますし、またCSVで結果を取り出せるようになったため、届いていないということが分かりやすくなりました。IPアドレスが汚れてしまうため、エラーメールになった宛先へは再送をしない方がいいというアドバイスをいただいたので、現在はすぐに配信リストから除外するという処理をしています。
到達率も以前と比べてもほぼ届いているなという感覚です。エラーにならないことを前提にメールの送信ができるので導入してよかったなと思っています。
また、以前利用していたメール配信サービスより機能が拡張されていて、配信ログの抽出期間を指定できるようになった点が特にありがたいと感じています。Linuxのコマンドを打たなくても、送信結果がすぐにわかるという点も助かっています。

customer's voice

WebAPIオプションを追加したことで、大量のメルマガ送信時間を大幅に短縮

  

WebAPIオプションを利用されていますが使用感はいかがですか?

山口氏

ベアメールの基本機能では、1分間で1000通のメールが送信されます。当社のメルマガ会員数は23万人になりますので、分割して送信した場合には終了までに4、5時間かかってしまいます。何とかこの時間を短縮したいと考えていたところ、一度に大量送信が可能なWebAPIオプションの提供がスタートし契約しました。
サービスが開始された当初は、一部のドメインで、セッションが途中で切断されてしまうという問題が起きてしまっていたため、該当するドメイン宛へのメールを分割して送信することが必要でしたが、こちらは改善され、いまでは大体1時間半程度で送信完了できるまでに短縮されました。また、当社の基幹システムの仕様ではRFC準拠に反しているメールアドレス(※)へは一切メールが送れないようになっていましたが、WebAPIオプションの機能をうまく利用することで、送信が可能になりました。


※RFC(Request For Comments):
インターネットに関する技術の標準を定める団体であるIETF(インターネット技術標準化委員会)が正式に発行する文書を指し、インターネットに関する技術や仕様、運用規則などが定められています。ここでは、アットマーク(@)の直前やメールアドレスの先頭にピリオド(.)があるなど、RFCが定めている仕様・要件に準拠しないメールアドレスのことを指します。

customer's voice

一度に大量のメールを送れることはおすすめポイント。
今後もメルマガを活用し当社サイトも大きく生まれ変わる予定。

  
株式会社アルファポリス

ベアメールを検討中の企業への、おすすめポイントを教えてください。

山口氏

一度に大量にメールを送れるという点がありがたいと感じていますので、メルマガの配信で困っている方にはそのことをお伝えしたいですね。それ以外には管理画面の見易さと、ログの即時性が素晴らしいと感じており、その点も評価しています。

アルファポリスさまの今後の取り組みについて教えてください。

山口氏

エタニティブックスのサイトを4月に完全リニューアルする予定があります。それに伴い、エタニティブックス読者向けのメルマガ配信の方法も変わります。現時点ではまだ具体的なことは言えませんが、メルマガを利用して、将来的にエタニティブックスのサイトが大きく生まれ変わるような施策を考えています。その際には、またリンクに相談させてもらえればと思っています。

株式会社アルファポリス
企業名
株式会社アルファポリス
代表者
梶本 雄介
設立
2000年8月
本社所在地
東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー8階
事業内容
インターネットのサイト運営、書籍の出版
URL
https://www.alphapolis.co.jp/